2010年07月29日

あのブルース・リーとミヤさんにちょっとした共通点が……。

今、NHK、BS2では、なんでもブルース・リー生誕70年ということで、『燃えよドラゴン』『ドラゴン危機一髪』『死亡遊戯』の3本の映画が放映されています。今さら言うまでもないことですが『燃えよドラゴン』が公開されたのが1973年、まさしく私が小学から中学校へ上がる時期で、周りを見渡せばだれもが、その声やカンフーのポーズ、ヌンチャクのまねごとをしていたと記憶しています。

思えば、ビートルズを知ったのもそのころです。友達からかりたレコードを姉のもっていた小さなプレーヤにかけ、その前にじっと固定させたラジカセで録音し、明けても暮れても聞いていたのがアルバム『レット・イット・ビー』の収録曲でした。学校にいけばジョンやポールの歌真似をするやつが必ず一人や二人はいましたし、ラジオでは、ビートルズのベスト10や、ビートルズ何々といった企画番組が跋扈し、ビートルズってすごいんじゃと馴染んだときにはすでに数年前に解散した後で、幻のグループになっていたのです。ブルース・リーも映像で知ったときは他界してましたし、よくよく考えれば、「憧れ」と「喪失感」を強烈に同時に感じさせてくれた点で、両者はかなり共通点があるなということに気づきました。(しかもジョン・レノンも今年、生誕70年ですよね。)

で、今回、このようなとりとめもないことを書こうと思った最大の理由、それは何と、私の誕生日、11月27日がブルース・リーと同じだということを知ったからでありま〜す。(ここで俄かに口調が変わる自分がこわい。でも、偉そうに言ってますが、これまで知らなかったという点では、私も大したファンではないのです。トホホ……)

そこで同じ月日に生まれたのを知った機会に、ぜひ『燃えよドラゴン』を一度ちゃんと見てみようとしっかり堪能、うう〜ん、なるほど、この映画は良くできてるなと思うところが大きいのでした。ブルース・リーのアクションについては多くの人が語ってることでしょうから、私は私なりの感想ということで。

つまりですね、悪役のミスター・ハンと彼が牛耳る小島が象徴しているのはまさしく当時まだ共産党一色強き「中国」でありまして、そこへバラバラとそれぞれの諸事情で乗りこむウイリアムス、ローパー、そしてリーはまさしく資本主義から自由をもたらしに(もちろん本人たちはそんな大義は持ち合わせていませんが)やってきた開拓者なのではないかということです。

試合に「賭け」を持ち込んだり、ハンのメイドの美女と色恋の感情を抱いたり、また悪事を暴きつつ妹の仇を討つといった三人の生き方はまさしく組織に縛られない自由主義国側のまあ、いわばイギリス植民地という立場ではありますが「香港」陣営の姿とは言えないでしょうか。何度注意されても練習着を着ず、自分の着たいものを身につけ試合に臨むリ−の態度などはよくそれがあらわれています。圧巻は最後の大乱闘シーン、片やリー側は、誰の命令もなく、それまで捉われていた囚人たちも含め、無手勝流にやりたいように向かっていくのに、ハン側はいちいちハンが名前を呼び指差さないと立ち向かってはいきません。まさしくハンをピラミッドの頂点とした上意下達の指示系統で、硬直した組織そのものです。

もちろん大衆は映画にそんな政治的なことを当てはめて見てるはずもないんですが、でも優れた作品というのはそういうものですよね。作品の作り手が意図しようがしまいが、必然的に大衆の無意識(に溜め込まれた閉塞感や脅威、不安感を打ち砕くべく)を知らぬまに通奏低音として反映してるものなのです。

その意味でまさしく『燃えよドラゴン』はすばらしきエンターテーメントだったと言えるんではないでしょうか。
同じ誕生日をネタにちょっとだけ書いてみたくなった今日でした。
posted by あそびと at 20:05| 熊本 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 代表のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/157838484

この記事へのトラックバック
最近のコメント
2011.『夢屋だより』年末号より by ツネさん (02/14)
2011.『夢屋だより』年末号より by 逆 ナ ン (02/12)
2011.『夢屋だより』年末号より by セッ クス (01/25)
夜の夢屋。 by 風鈴 (08/20)
大阪のアンドウさんより、素敵な感想をいただきました。 by 吉田 祐一 (08/14)
児童文学作家、丘修三さんご夫妻と御親戚が宿泊されました。 by 喜多朋子 (05/27)
2010・5/2 ヨシダ先生のお仲間の皆さんが、野菜ty(ノナティー)に宿泊されました。その2 by 喜多朋子(吉田祐一の姉) (05/05)
「野菜ty」が宿泊所としてお迎えする初めてのお客様のために、ミユさん、チーさんもいっしょうけんめい準備をしました。 by 喜多朋子(吉田祐一の姉) (05/05)
2010・5/2 ヨシダ先生のお仲間の皆さんが、野菜ty(ノナティー)に宿泊されました。 by 吉田 祐一 (05/05)
今日は、ミサキさんの入所式です。 by 吉田 祐一 (04/12)
2009・12/8〜12/28 メンバーの日記 by しんいちろう (03/21)
2010・メンバーの日記 1月5日〜2月24日 by しんいちろう (03/05)
ご心配、ありがとうがいます。おっしゃるとおり、体調と相談しながらむりをせず、やっていきます。 by 腰痛アドバイザー (02/24)
名前、間違えててすいません。PWさん、これからもよろしくお願いします。 by PW (01/28)
お客様やメンバーのみなさんにごあいさつにいってきました。 by PW (01/27)
ミヤモっちゃんの、2010年、最初に読んだ一冊。〜『働く幸せ・仕事でいちばん大切なこと』大山泰弘著(WAVE出版)〜 by 『働く幸せ』公式ブログ (01/07)
ミヤモっちゃんの、2010年、最初に読んだ一冊。〜『働く幸せ・仕事でいちばん大切なこと』大山泰弘著(WAVE出版)〜 by 吉田祐一 (01/05)
2009・12/16 マイちゃんがやってきました。 by 本田 (12/17)
今日、みんなを迎えに行くと、山々は雪化粧をしていました。 by 阿蘇子 (12/16)
昼食の材料とミユさんの足を比べてみると……。 by 吉田祐一 (11/13)
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。